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産卵箱には


換羽の季節は確かに始まっているらしい。

午前中はオンドリが、冬の季節風のような冷たい風の中一羽外にいてときどき足を踏ん張りながらそれでも丈夫な足であちこちの地面をかき回しては何か見つけてついばんでいる。が、やはり少し寒いのだろうか、時々コケコッコーを繰り返す。少し神経質な声に聞こえる。

メンドリたちのために、金網の面から風が吹き込むのでトタンを下のほうだけかけ、上の方はあけて光が入るようにしておく。床にいる限りは風が当たらないように。

そのメンドリたちだが、午前中に三度の騒ぎがあった。玉子を産むと「コーッコッコッコッコッ、ケーッコッコッコッコッコッコッ」と騒ぎ始める。長くいっしょに暮らしているフッキーが鳴き始めると、イッチーはどこにいても駆けつけて一緒に「コーッコッコッコッコッ」と甲高い声でしばらく鳴き続ける。

昼過ぎに、二食目を与えるときにオンドリを小屋に入れ、メンドリたちを外に出すが、産卵箱の中を一応見ることにしている。玉子は三つあった。回収する。多分大丈夫だとは思うが、時々イッチーは産卵箱にもぐりこんであちこちを向き、何か独り言を言っているときがある。そういう事態がいつ起こるとも限らないし、狭い箱の中で動き回っているうちに玉子を割ってしまうと困るので、できれば早く回収したい。

産卵箱の中、ちょうどメンドリたちが座るあたりには、彼女達の羽毛が敷き詰めてあった。綿を薄く延ばしたような感じに見える。巣材(巣作りの材料)として身近にあるものを玉子を産もうと座っているときに手近にある抜けた羽をくちばしで集めては体の下に入れて巣作りをしたのだろう。

メンドリたちも強風にどうするか見ていると、やはり彼女たちはクマザサや物陰などの風のあまり来ないところに集まっているほうが多いような気がする。それでもやはり三羽一緒に行動するために心強いのかもしれない。イッチーは、足のヒモを解いて以来どちらかというと鶏小屋のそばにばかりいるような気がする。何ごともなく一日が過ぎればそれで。
by farbito | 2006-04-23 10:58 | | Comments(0)


わが家の鶏たちのあれこれ。画像は、2010/9/10に孵化後三週間で我が家に来た名古屋種(コーチン)のシズ(左・メス)とゲン(右、オス)。薄紫色の文字列はリンクです。


by farbito

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