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イッチー、どうした??


昨日の記事に、イッチーがなかなかいい父親ぶりを見せてくれてシメシメ、というようなことを書いた矢先なのだが。

朝、鶏小屋を開けると、ここ数日は同じように若たち二羽、メンドリ三羽、最後にオンドリのイッチーがひと群れになって出てきた。そして、イッチーは扉から外へ出るやいなや、メンドリ三羽を片っ端から追い回し始めた。メンドリたちは、若鶏二羽のことなどそっちのけで悲鳴を上げながら逃げ回り、段差の繁みを走り降りていってしまった。

飼い主は大回りをするしかない。慌てて様子を見に行くと、メンドリと若たち5羽は、茂みの中に避難しながら地面を掻き回しては何かついばもうとするのだが、そのたびにイッチーがモーションをかけるので、おちおち餌を探すこともできないといった有様だ。

しばらく様子を見ていたが、メンドリたちが場所を移動するたびに、イッチーは一羽一羽に襲い掛かろうとするので、若たちまでも悲鳴を上げながら逃げ回ってどうしようもない。

仕方あるまいて。イッチーを、久しぶりに古タイヤにヒモでつないだ。ヒモは3メートルほどの長さがあり、飼い主も慣れたもの、脚を締め付けないように余裕を持たせてあっという間にヒモを結んでしまった。

イッチーとて、換羽の真っ最中で、首の後ろの付け根の辺りには、ヒトならば円形脱毛症かと思われるような、ごっそりと羽毛の抜け落ちたところがあったりして、体力はそれなりに落ちているはずのところ。かれに、何が起こったのか。

ともかく、かれは今日一日、ヒモ付きで過ごすことになった。明日からも同じようにしなければならないのかしらん。
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by farbito | 2006-09-30 19:15 | | Comments(0)

ひと月経ったね


ヒヨコたち、茶色のシマと胡麻塩のようなシロは、孵化後30日経った。丸々として元気そのもので、日一日大きくなっているのがわかる。たくましい足をしていて、ほとんどオトナたちについて一日中でも歩きまわっていられる体力もついた様子。

シロのトサカが目立って大きくなってきたような気がする。いよいよシロはオスなのだろうな。シロは好奇心が強く、常に群れ…メンドリたちが三角形のそれぞれの角を作り、ヒヨコたちはその中に守られながら移動することが多いような気がする。オンドリはその外側にいて、常に見張りをしている…からちょこちょこはみ出しては、たとえばフッキーに先回りされ、群れに戻ることを繰り返している。茶系統の他の5羽の中にいると、シロは一羽だけ実に目立つ。カラスや動物に狙われなければいいが、といつも思う。

シマは、たいてい誰かメンドリの足元にいて、何か起きるとすぐに体を伏せたり物陰に隠れたりと用心深い。最初からマイ・ペースで餌を食べたり水を飲んだりで、シロほど要領がよくないように見える。「グククク」というオトナたちの餌を見つけた合図の声がしても先に駆けつけるのはほとんどいつもシロで、御馳走を横取りされることが多いようで、二周りほども小さめに見える。が、トサカと尾羽の具合を見ると、シロとは形や大きさがちがっているように見える。シマはどうやらメンドリのような気がする(顔立ちがなかなか美人かも)。

オトナたちの「グヮッ」というような、警戒を促すひと声を聞くと、二羽ともすぐに物陰に走りこむ。地面を足で掻き回しては虫やミミズなどを自分で見つけて食べる姿はすでにニワトリといえるようになってきたかな。そろそろヒヨコと呼ぶのも終わりにしようかしらん。

今日は、午前中近所の畑で薬剤散布があり、飼い主たちも外出する予定があったので朝がた一旦小屋から出し、一食目を与える時点で小屋に戻ったところで扉を閉め、外出時に餌と水を補充し、トタンで覆って出かけた。

帰宅してすぐに小屋を開放し、夕方までそのままに。扉が風で動いて中へ入れなかったので、夕方には扉の外に6羽全員がたむろして待っていた。二羽の若鶏たちは、扉を固定してあった角材に登っていた。身軽でやんちゃな二羽に育ってきたな。
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by farbito | 2006-09-29 02:53 | | Comments(0)

イッチー、ついに父親に


朝、鶏小屋を開けると、今まではまずイッチーが扉のすぐ内側にいて、真っ先に外へ跳び出してきたものだったのに、まずはヒヨコたち、シカ、サキ、フッキーとメンドリたちが続き、イッチーは最後に出てきた。今までにはなかったことだ、と思う間もなく、かれらは一団となって段差の茂みの中の通路を降りていった。なかなかいいチーム・ワークではないか、と飼い主はひとりにんまりして、餌入れや水飲みなどを回収して台所へ戻った。

突然、警戒の声の合唱が聞こえ始めたので慌てて見に行くと、繁みの外にひとり出ていたイッチーが大騒ぎをしていた。数日前のときには、仲間があんまり騒ぐので、時々申し訳のように唱和していただけだったのが、今日は群れのオトナたちのすべての面々が同じように羽毛をぴったりと体につけ、緊張して大騒ぎをしていた。ただ前回とはことなり、シロもシマもあたりにいて、オトナたちと同じように首を精一杯伸ばし、歩き回りながらその場にいたこと。かれらも完全に群れの一員になることができて、かつオトナたちと一緒にいれば安心だというような仲間意識ができたということかもしれないな。

周囲には、天敵になりそうな動物も、カラスやタカや、あるいは同じような生態を持つキジなどの姿はなかった。何に驚いたのだろうか。大したことはなさそうだ、というわけでかれらをなだめ、家に戻った。

今日は、遅ればせながらイッチーが「父親」役を演じ始めたのだろう、と思うことにしようかな。何しろ、メンドリたち三羽がすっかりヒヨコたちに付きっ切りで、交尾をさせてくれないのだから仕方がないというわけか。

かれは、まだ以前自分の娘や息子達を育てたときのようにはあまり熱心に育児に関わってはいないけれど、それでも見つけた虫を、少なくともフッキーやシカに渡すことで少しずつその気になっているような感じだな。

群れのメンバー同士の距離感がずいぶん縮まったようだな。
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画像向かって左から、フッキー、シロ、シカとシマ、向かい合っているのがサキ母さんとイッチー。

午後になり、小ぶりながら雨が降ってきた。ヒヨコたちを小屋に入れようと外に出ると、イッチーだけが勝手口の軒下にいた。あとは?と小屋を見ると、5羽とも小屋に戻っていた。だれが先導したかわからないけれど、ヒヨコはまだ濡れない方がいいだろうということがわかったのか、あるいは単純に雨宿りをしに戻ってきただけか。どちらにしても小屋に戻るときには戻っていたわけだし、ヒヨコを二羽とも連れて帰ってきたわけだ。イッチーも入れてやった。どうなるか、もし悶着が起きたらかれだけ外に出そうと思っていたけれど、何も起こらなかった。いい調子ですわ。

夕方が面白かった。小屋を見に行くと、止まり木にはイッチーを真ん中に、フッキーとサキ母さんが止まっていた。ヒヨコから離れて、サキは止まり木で夜を過ごすつもりだろうか?

産卵箱にはシカが座り、シマを翼の中に抱いていた。シロは彼女の前に立ち、胸からお腹の下へもぐろうとするところだった。しばらく見ていたけれど、どうやらこのまま夜を迎えそうな感じだった。

しばらくしていよいよ暗くなり、小屋の戸締りに行くと、止まり木の上にはイッチーだけ。そして、産卵箱にはメンドリ三羽、シロとシマが押しくらまんじゅうのようにくっつき合って座っていた。飼い主は戸締りのあと、大笑いをしながら家に入ったのですよ。

そういえば、しばらく前からシロもシマも頭上を横切って飛ぶ虫や、かなり上の方に止まっている虫を跳び上がったり、翼を使って飛んで捕まえるようになっている。毎日大きく育っていくのが、朝、扉を開けるときに確認できるような気がする。
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画像は、サキの左の翼あたり。以前、羽毛が抜けたところの画像を掲載したけれど、ほぼ同じ場所が今日はこんな風に新しい羽毛で覆われてきている。今度はフッキーが前の画像のようになっていて、しばらくするとシカも同じようになりそうだな。
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by farbito | 2006-09-28 09:52 | | Comments(0)

フッキー、キミもやってくれるね!


朝から、オンドリのイッチーも含め、6羽をほとんどの時間一緒に過ごすようにしてみている。鶏たち同士のうちでは問題は起こらず、よそからの危険を除けば、かれらだけで放っておいても大丈夫だろう、という気にさせられている飼い主だったりする。

画像は、ほとんど三羽とも母親といっていいような具合に面倒を見てやっている左からサキ母さん、シカ小母さん、少し離れてフッキー大おばさん(フッキーは一年ほどサキやシカよりも年が上なので)。その間で、シロ(白)はどんどん大きくなり、シマ(茶)は身を躍らせて、サキが足で刈り草をどけたあとの土に見つけた虫かミミズかをついばむところか。
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オトナたちに育てられているおかげで、シロもシマもあまり「ゴハン」の心配をしなくても済んでいるからか、飼い主の呼びかける「ゴハン」をなかなか覚えてくれない。むしろ、自分の足で地面を掻き、餌を探して食べるという食生活の方が気にいっている…本来のニワトリという生き物の習性に従う方が…のだろうから、それはそれで何も悪いことではないのだが、それでもときには小屋に戻っていた方が「安全」だったり飼い主の「都合がいい」ことだったりするわけ。

ポツポツ降り出した雨が本降りになりそうなので、小屋から10メートルほど離れた隣の果樹園との境の辺りにいた鶏たちを小屋に戻そうとして、餌入れを持っていき、「ゴハン、ゴハン」を教えながらオトナたちを呼び戻そうとした。

なかなか戻ってこないが、オトナたちは少なくとも小屋に戻ればゴハンがあることを認識したはずだから、と放っておいた。

フッキーが、小屋へ向かって少し先に歩いたところで地面を足で掻き、グックックックと鳴いてヒヨコたちを促し、少し小屋への距離を縮めた。オトナたちもヒヨコを囲むようにしながらだんだん小屋に近づいてくる。フッキーは、しばらくするとまた少し小屋に近づいたところでグックックックと呼ぶことを数回繰り返しながら、とうとう小屋間近まで群れを誘導することに成功した。

なかなかあっぱれなフッキーは、一昨年の春生まれだから、養鶏場ならそろそろ廃鶏になってもいい年頃でもある。廃鶏とは、殺処分されてしまうということ。もちろん我が家ではまだまだ現役ですよ。それどころか、彼女もまた、しばらく前のサキのように羽毛が抜けに抜けてしまった。育ちのいいヒヨコたちをあやしながら一服し、もう一度美しい羽毛がよみがえる頃にはまた、元気な玉子を産んでくれるかもね(次は抱卵してみる?)。
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by farbito | 2006-09-27 23:47 | | Comments(0)

金棒の面目躍如


「金棒(かなぼう)」というのは、一昨日の記事「孵化後25日目」の中で、シカ小母さんのことをそう書いたのだが。この小母さんは、目下メンドリ三羽のうちのナンバー1になった。

フッキーは、サキやシカが成鶏になって玉子を産むまでは、餌を独り占めし、つつきまわして威張り散らしていたものだった。が、メンドリ一羽だけになったときがあり、イッチーに過剰に背中に乗られて以来、どうしても彼女だけだとイッチーが怖くて仕方がない、という弱みがある。だから、サキやシカが大人になったとき、やっとその恐怖から開放されて少し性格が明るくなった、という経緯がある。体はいちばん重いのだが、その弱みのために、あっけらかんとしたサキ・シカのうち、体格の大きなサキがメンドリのNo.1になっていた。

この間、シカは常に最下位の順位であり続けたのだが。サキが卵を抱き、ヒヨコを孵して育て始めた最初のうちは、「巣篭り(抱卵)モード」になり、「育児モード」になって、習性としてオンドリを受け入れなくなった。となると、オンドリを怖がる傾向の抜けないフッキーを抜いて、シカがいちばん強いことになったのか、と勝手に飼い主は観察している。

さて、そのシカなのだが。自身は母鶏に育ててもらっておらず、一度も卵を抱いたり、ヒヨコの姿を見たこともないにもかかわらず、一旦「子育てモード」になると、実にしっかり者の母親振りを見せてくれているように飼い主には見えるのですよ。
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座って目線をヒヨコに合わせて(いると、飼い主は解釈しているのだが)、地面を足で掻いた後に出てきた虫をくちばしで捕まえてはヒヨコたちに与えているのは、シカ小母さんであって、サキ母さんではないのですよ。

こんな画像も:
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画像の向かって右下にいるのがシカ、ヒヨコのシマ(茶)が向かっていくのがフッキー小母さん。フッキーもまた、尾羽が全部抜けてしまった。かわって、サキは先の黒い名古屋種の新しい尾羽の先が見えてきている。4羽ともちょうど換羽のたけなわで体力が落ちているだろうから、玉子を産まず、ヒヨコたちを育ててくれる方が飼い主にはありがたいこと。

ヒヨコたちは、虫取り名人のシカのそばを離れようとしないほどで、何のこだわりも無く彼女に懐いている。

そればかりか。餌を小屋の中に用意して、トリたちの名まえを呼ぶと、大人たちが小屋に戻ってきて食べ始めるものの、ヒヨコ二羽はまだ繁みに残って自分の足で土を掻いては何かついばんでいるようなとき、母鶏のサキはそのまま夢中で食べ続けるのに、シカは急に食べるのをやめて外へ戻り、ヒヨコたちのそばについてやっている。ヒヨコたちがやがて自分で餌を探すのを止めたころに、低い声で「クックックック」と呼んでやり、小屋へ戻ることを促す、などと、頼まれも教えられもしないことまでやってくれるのですよ。

フッキーはそこまではしてくれそうにないけれど、充分に母鶏をこなせそうだ、という気がする。名古屋種(コーチン)は、鶏によっては抱卵をする…しないメンドリもいる…といわれているけれど、どうやら我が家のは三羽ともするときが来ればしそうな気がする。

一方、イッチーは、ひところに比べればずいぶん穏やかにはなったものの相変わらずメンドリの前を遮るようにスキップするようにモーションをかける。どうも、かれだけが子育てモードに乗り遅れているのかしらん。

育児モードになったメンドリたちは、玉子を産まなくなる。多分ひと月以上続くだろうから、行きつけのスーパーで、我が家で食べるためにたまごを買ってきたのですよ。
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by farbito | 2006-09-26 07:03 | | Comments(0)

危機が去って


朝、いつものように小屋の扉を開けると、6羽がひとかたまりになって出てきて、すぐに段差の茂みを通って下の柿畑へ降りていった。

それからしばらくして、急におとなたちの警戒の合唱が聞こえてきた。慌てて飛んでいくと、ウコギの茂みの中にメンドリ3羽と、繁みから出たところに、見張りをしていただろうオンドリのイッチーが、緊張して体に羽毛をぴったりとつけ、首を伸ばして警戒の合唱をしている。ヒヨコたちの姿はどこにもない。

大人たちが、何か危険を察知して警戒の声を上げ、ヒヨコたちはどこかに身を隠しているのだろうと思いたいが。姿を確認しないことには。

できるだけ穏やかな声で名まえを呼び、一羽一羽に声を掛けながら大人たちの様子を観察すると、どうやらイッチーは、メンドリたちにつられて合唱しているが、もし何か天敵が来てヒヨコ…群れの仲間の一員…を盗られたとすると、多分飼い主に向かって跳び蹴りをし、噛み付くなど、かなり興奮して攻撃的になりそうである。過去にそういうことがあり、かれを宥めるために血の出る怪我をしながら抱き上げてサンテナにいれたことがある。小屋だと、メンドリたちに危害を加えそうな獰猛さだったので、隔離した方がいいかもしれないと思ったほどだった。

一方で、母鶏のサキはそうとう興奮して「コーッコッコッコッコ、ケーッコッコッコッコ」などと繰り返していて、なかなか収まりそうにないし、シカも同じように合唱している。フッキーは座り込んでしまっている。

何があったのだろうか。

周りを見回してみても、それらしい動物や、空を見上げてもカラスや鷹などは見当たらない。

かれらが興奮しているうちは、もし一羽でもヒヨコが無事だったとしても出ては来ないだろう。ニワトリという生き物は、成鳥もヒヨコも、危険が去り、身の安全が確保できたと感じるまでは数十分でも身を潜めて出てこないもので、この状態にいるかれらを探しても見つけることはほとんど不可能といっていいほどなのですよ。

今ここで彼らにしてやれることは何もない。何度か角度を変えて茂みの中や、近くのフキの群落を見渡して見たが、ヒヨコの姿は影も形もない。

とりあえず、おとなたちの興奮が収まるまではヒヨコの安否を確認できないので、一旦家に入った。

しばらくすると、おとなたちの警戒の声は止み、クックックック、というような普段の穏やかな声が聞こえたように思ったので見に行ってみた。

ヒヨコたちは、二羽とも無事だった。何ごともなかったようにピヨピヨ鳴きながら、地面をついばんでいる。

何があったのか、あるいはなかったのか判らないけれど、初めての「危機」を無事にやりすごしたようで、群れの結束が一気に出来上がったようだ。かれらは、ヒヨコ二羽を加えた6羽の新しい群れになったのですよ。

小屋に入れて一食目を食べさせ、ふたたび小屋の扉を開けておく。近所の果樹園で薬剤散布が始まったので、小屋に入れる。今までは、イッチーをサンテナに入れて隔離しておいたけれど、短時間だろうし、というわけでかれも一緒に小屋に入れてみる。騒ぎを起こすようなら隔離するつもりで。何事も起こらなかった。

午後。群れは、一気に「子育てモード」になったようで、シカばかりかフッキーまでも、虫を見つけてはヒヨコたちに渡してやっている。イッチーは一羽先に立って歩き、見張りをしているけれどもメンドリ三羽とヒヨコ二羽は入り乱れて一群になって歩き回っている。

夕方、イッチーだけ外で、あとの5羽を小屋の中で餌をあらかた食べさせた後でみんな小屋に入れた。しばらくして見に行くと、フッキーが産卵箱に座り、サキ母さんとしか小母さんは、産卵箱に入りたいのだけれども入り口にフッキーが陣取っているのでそわそわしていた。

ついたてを外すと、メンドリ三羽は箱の中に座ろうとするのだが、どうしても一羽はみ出してしまった。いくら何でも、二羽が限度ですわ。

イッチーが止まり木に上がり、誰かが隣に止まっていた。箱の中にいたシカは、少なくともシマ(茶)を翼の中に抱いていた。サキは飛び降りて、結局箱から少しはみ出しながらも三羽は産卵箱にくっつき合って座ってしまった。ヒヨコたちは、誰かの翼の下にでももぐりこんでしまったのか、姿が見えない。こうなると、もうメンドリ三羽は二羽のヒヨコたちの母親も同然になってしまったようなもの。

劇的な変化ではある。
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by farbito | 2006-09-25 19:40 | | Comments(0)

孵化後25日目


いよいよたくましく、シロなどはずいぶん大きくなった。朝小屋の扉を開けると、6羽はひとかたまりになって出てきて、ヒヨコたちと大人たちとの間は、イッチーをひとまず除いて全く問題がなさそうに見える。そこにいても何も起こらない関係というのか、空気のような存在になってきたということか。

名まえを呼んで知らせてから餌を小屋の中に置くと、サキはヒヨコたちを置いて真っ先に来る。シカやフッキーが来てから、たいていはオンドリのイッチーはトラブルを避けるために小屋の外で金網越しに互いの姿を見ながら食べさせるが、その足元にようやくシロやシマが来ると、彼はヒヨコたちを追い回してしまう。どちらかというとどのように付き合ったらいいのかがまだよくわからない状態が続いているだけかもしれないが、どうしてもかれのくちばしは強いし噛み付けば怪我をさせそうで、見ていてハラハラするな。

今日で、孵化後25日経つ。ということは、我が家にサキとシカがきた頃と同じぐらいの日数が経っているということだ、というわけで、去年の5月始めに、サキとシカが業者のところから我が家に届いた日に撮った画像と見比べてみる。業者からの情報で、孵化した日取りがだいたいわかるので、多分日数にさほどのちがいはないだろうと思っている。

サキとシカは、孵卵器の中でその他大勢と共に卵から孵り、業者の手で三週間あまり他のヒヨコたちと共に育てられてから我が家に来た。だから、母鶏の翼の温かさを知らない。懐に抱かれる温みや安心感も。でも、彼女たちはそれぞれにその後もよく育ってくれて、今は二羽とも玉子をしっかり産む現役メンドリに育った。
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画像は、2005年5月9日に我が家に着いたばかりのサキ(向かって右)とシカ。

続いて、今日のシロとシマ。試みに、同じようにサンテナに入れて撮影してみた。
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大人たちはみんな「名古屋種(名古屋コーチン)」で、ヒヨコたちは「会津地鶏」のF1(食用に売っている平飼いの卵を抱かせて孵った)で、品種がちがう。画像ではヒヨコたちの大きさがわかりづらいかもしれないけれど、シマはシロよりも確かに小さいけれども、それでもサキ…着いたときから大きく、その後も餌を独り占めしてメンドリの中でいちばん大きくなった(この子達の母鶏)…よりもふっくらして足はたくましく、体もずっと大きいというのが家族全員の一致した意見である。トサカの育ち具合などから、どうやらシロは雄らしいという意見も一致した。

人間の専門家が、栄養素や経験やテクニックを駆使して(だったのだろうかな?)育てるより、生まれて初めて卵を抱き、孵ったヒヨコたちを他の大人たちにつつかれながら、夢中で付きっ切りで育てている新米ママのサキの方が、一概には言えないかも知れないけれど、ずっと立派に子どもたちを育てているように見える。餅は餅屋というけれども、鶏は鶏に任せようということかな。柿の硬い落ち葉を蹴散らしながらひっきりなしに地面をかき回すので、サキの足はいくらウロコで覆われているといっても傷だらけ。育児書も経験も何もないにもかかわらず、彼女は天晴れ母ちゃんであるよ。人間の母親も、自身と誇りを持って子どもたちを育てようではありませんか。

元々二羽で我が家に来て以来双子のように育ち、いつも一緒に暮らしてきたサキとシカである。ヒヨコたちが孵って以来、どうもふてくされて、サキに対してつついたり、ヒヨコたちをつつく真似をしていたイジワル・シカが、なぜか今日はサキとほとんど連れ立って出歩き、茂みの中に座ったりしていた。ヒヨコたちは二羽の足元をチョロチョロすばしこく走り回っている。

サキの足を少し休ませようと、ヒヨコとメンドリたちを小屋に入れておいたときに、シロが砂浴びをしていたら、シカはそばに座り、シロをつついているように見えたけれどもシロは悲鳴を上げない、ということもあった。

夕方、戸締りをしようと小屋にいくと、止まり木にはイッチーとフッキーしかいない。ヒヨコならわかるけれども、メンドリ一羽の姿がないとなれば、居場所は産卵箱の中に決まっていて、他に隠れるところはない。

懐中電灯で照らしてみた。すると、産卵箱の入り口にはサキが座り、ヒヨコたちはまだ母鶏にくるまっていなかった。そして箱の奥にはシカがサキにくっついて座っていた。

すっかり暗くなった頃にもう一度見に行ったが、シカとサキは産卵箱に座っている。シカが、サキを手伝って子育てに参加するつもりになったのかもしれない。いきものは、本当に明日何が起こるのか皆目見当がつかないな。

シカは、小柄ですばしこくて、我慢強く、とっさの判断が実に見事で、何度か命拾いをしている。ひそかに、飼い主の秘蔵っ子なのですよ。小さい頃には、餌をサキに独り占めされてどうしても体格の差が縮まらなかったので、サキよりも余計に生餌(ミールワームなど)を内緒で与えたものだった。生きたエモノを捕まえる名人で、ヒヨコのうちからシカの捉えた虫をサキはよく横取りして食べていたものだ。もしシカが育児を手伝ってくれるなら、ヒヨコたちにとっては鬼に金棒であるよ。

明日が楽しみだな。
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by farbito | 2006-09-24 07:27 | | Comments(0)

わりと無頓着なのねぇ


朝、一食目を与える前に扉を開放してまず6羽一緒に外に出す。餌を与えるときに、鶏たちの名まえを呼んで「ゴハンだよ!」を繰り返すが、鶏たちは自分の名前を覚えている感じはしない。が、少なくとも声の調子や腹時計で、餌のもらえる時間はわかるのか、このときばかりは走ってくる。

オトナたちが食べる餌の量が増えた。とりわけ、サキは先頭を切って走り寄ってくる。抱卵・巣篭りが終わり、連日、外にいるときは絶えず足で地面を掻いてはヒヨコたちに虫を探してやるので、体力は回復しただろうし、確かに他のオトナたちよりも動き回っているし、換羽を迎えて自前の羽毛を新調しなければならないしで、お腹が空くのは当然だろうと思って、好きなようにさせているのはいいのだが。

サキは、餌を食べに小屋に帰って来るときに、ほとんどいつもヒヨコたちをそのまま置いてきてしまうのですよ。飼い主は、餌を小屋の中で与えて、そのまま鶏たちを中に入れて扉を閉めておいて、たとえば外出するなど、用を済ませようということもあるのですよ。

それにしても。柿畑の地面は、次第に柿の落ち葉を敷き詰めたようになってきている。柿の葉は厚くて硬い。そのまま乾いて薄く、さらに硬くなり、サキの足は傷だらけになってしまっている。

必ずといっていいほどに、ヒヨコたちを捕まえては小屋に入れなければならないことになり、それならばいっそ、というわけで。

ヒヨコたちに、「ゴハンだよ!」をそろそろ覚えさせようと。「おうち、お家」よりも先のほうがいいだろう、というわけで。

ヒヨコたちに、オトナたちから確実に餌を確保してやるために取り分けてやる平たい小皿に餌を入れたものを見せて、「ゴハン、ゴハン」と言いながら、次第に鶏小屋まで誘導しようというわけで。もちろん最初から上手くいくわけはない。まずは、餌入れを「それ」と認識させ、あとについてくることを覚えさせれば。

それにしても、サキ親子を置いて、他のオトナたち三羽はさっさと小屋まで上がってきてしまうことも。上空には、カラスの声がしているというのに。カラスには、今の時期の柔らかいヒヨコなどたちまち御馳走にされてしまうというのに(実際、今時分のヒヨコを蒸したら柔らかくておいしいだろうな、などと空想してしまうこの頃)。
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by farbito | 2006-09-23 10:40 | | Comments(0)

晴れた一日に


朝、鶏小屋の扉を開けると、戸口にいた母鶏のサキとシロ(薄黄)、続いてオンドリのイッチー、かれの足元にいたシマ(茶)、メンドリのシカ、一番最後にフッキーがほとんどひとかたまりになって出てきた。面々が外に出ると、段差の繁みへもぐり、下の広い柿畑へと連れ立って降りていった。

いい按配であるよ。見たところ、ひとつの群れになっているような感じ。

忘れないうちに書き留めておく。昨日初めて、シマとシロが、翼をバタバタさせながら足を蹴り上げて、跳び蹴りをするような動作を向かい合ってするのを確認した。同級生のように育つ若鶏たちは、よくこんなふうにする。遊んでいるのだろう。

ずいぶん前になるけれども、故コーとイッチーの間に生まれたムスメたち、リッチーとサンキーも、フッキーと相棒だったクッキーも、サキとシカも、よくやっていたものだったな。孵化後三週間と少しのこんな頃からするのだったかしら、と思い出してみる。

あっという間の出来事で、写真を撮る間がないのがいつも残念。
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画像は、たくましく自分で餌を探して足で地面を掻いたりついばんでいるシマとシロ。横にいるのはシカ小母さん。シカの右に、画像には入っていないが少し離れて母鶏のサキがいた。

鶏たち同士の間の距離感がかなり狭まってきた。
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どちらかというと、サキ親子は他の大人たちよりも虫を絶えず捕まえては食べ(させ)ていて、イッチー・フッキー・シカは親子から少し離れて休んでいることも多いのだが、それでもみんなで一緒にいるときは画像のように、イッチーは開けた方に向かって見張りをし、「おんな子ども」は連れ立って餌を探すようになってきている。イッチーの向かって右にサキ、シロ、シマ、奥右はフッキー、奥左がシカ。
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by farbito | 2006-09-22 12:26 | | Comments(0)

サキだけではない


オトナたち4羽とも、羽毛がどんどん抜けている。サキはその抜け方が短期間のうちに起きたのでボサボサな姿になってしまったけれど、一見びっしりとつんで見えるほかの3羽も、羽毛の中に手を入れてみると、サキと大差ないほど新しい羽毛の「羽柄」だらけ。
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画像はサキの左の翼の辺り。新しい羽毛が出てくる前のプラスティックの軸のような「羽柄」が並び、中から新しい羽毛が出てきている。

換羽の間、メンドリたちは産卵を一旦休むことがある。休んでくださいな、飼い主としては、玉子が食べたいならいくらでも市販されているものが手に入るから。寒いころからほとんど毎日に近く産み続けてくれたのだものね。

ヒヨコたちは、小屋にいるときには止まり木に座るのが楽しみな様子で、フッキーからメンドリの体二つ分ぐらい離れたところに二羽並んで止まっていたりする。まだ夜は産卵箱の中でサキに抱かれて寝ている。

が、そのうちには止まり木に上がろうとしてピヨピヨ鳴きながらもなかなか上がれなかったり、せっかく止まり木に上がって寝る場所を決めようとしたところでオトナたちにつつき落とされたり、ピヨピヨ大騒ぎをして結局産卵箱に座った母鶏の翼の下で寝る、ということを繰り返しながら、だんだんオトナたちの仲間に入れてもらってついには止まり木に並んで休むようになる、なんていうことを歴代のヒヨコたちは繰り返してきたな、などと思い出してみたりしている。
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by farbito | 2006-09-21 16:59 | | Comments(0)


わが家の鶏たちのあれこれ。画像は、2010/9/10に孵化後三週間で我が家に来た名古屋種(コーチン)のシズ(左・メス)とゲン(右、オス)。薄紫色の文字列はリンクです。


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