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イッチー、少しガマンね


ヒヨコたちは、ずいぶん長くひとりでいられるようになってきた。孵化後三週間ほどは自分で体温の調節ができないので、体が冷えてくると母鶏の懐にもぐりこんで暖を取るのだが、日中はずいぶん長く母鶏から離れているし、床に座り込んでいたりもするようになってきた。

母鶏のサキは、抱卵中や孵化後も最初のうちはフラストレーションを発散するのか、時々抱いていた卵やヒヨコたちから逃げ出すように、小屋の床の上で羽ばたいては「フルルルルル」というような大声を出していたものだが、最近はそのびっくりするような声を聞かなくなった。

ヒヨコたちに虫を探し、あるいは与えた餌を細かくしてヒヨコたちに食べさせ、他の大人たちがヒヨコをつつこうとすると、間に割って入り、体中の羽毛を逆立てて拒否の動作をするなど、子育てに懸命になっている。そして、様々な場面で、飼い主がほかの鶏たちから母仔をかばっているのだということがわかってきたようだな。

シカはそれが気にいらない様子だな。そして、全ての面で、イッチーはとばっちりを喰らっている。

ヒヨコたちの動きが活発になり、どうしても人の目があるところで小屋の外に出してやる必要がある。だから、人の目がなくなるとき、家の中に入るときにはサキ親子を小屋に入れる。と、フッキーとシカの二羽は、イッチーと戸外で一緒に暮らすことになる。体の重いフッキーはしばしばイッチーから逃げられないときがあり、イッチーはヒモで古タイヤにつながれることになってしまうのですよ。

夕方、まずは小屋の中にいるサキとヒヨコたちに餌を与えて十分に食べさせ、小屋の外の大人たちにも与えて食べさせ、ヒヨコたちが食べ終わって産卵箱に戻り、サキが座り、ヒヨコたちがサキの懐に出たり入ったりしているのを確かめてからメンドリたちを先に小屋に入れ、イッチーの足のヒモを解きながら「いい子、いい子」と繰り返し話しかけ、体を撫でてやる。

かれは、暗くなる前の30分ぐらいは自由に歩き回り、やがて扉の狭い隙間から小屋に入って止まり木に上がって休み、翌朝小屋の扉が開くと一番に外に出されてしまうのですよ。

もう少し時間が経ち、ヒヨコたちが大人たちと一緒に群れとして行動できるようになってからは、イッチーには群れの長としての働きをしてもらわねば。
by farbito | 2006-09-10 18:39 | | Comments(0)


わが家の鶏たちのあれこれ。画像は、2010/9/10に孵化後三週間で我が家に来た名古屋種(コーチン)のシズ(左・メス)とゲン(右、オス)。薄紫色の文字列はリンクです。


by farbito

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