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異変…シマの見事な隠れっぷり


午前中に、鶏小屋のすぐそばにある浄化槽の掃除のために業者さんが作業をし、作業後の後始末に、午後にかけて二、三回見に来られた。

鶏たちにとっては大異変であるよ。見知らぬ人が小屋の近くに何度も来たり、留まったりして普段とはちがう…マンホールを開けたり、ホースを入れたり等々…ことをするので。

最初のうちは一食目を食べたあとすぐだったので、小屋にまだいたメンドリたちは、まず作業者の方が持ち場をちょっと離れた隙に小屋から抜け出して、小屋の後ろに連なる笹薮の、少し離れて彼から直接見えない茂みの中に座り込んでいる。が、フッキーとサキだけで、シマの姿はなかった。

オンドリたちは、少し離れたいつもの桃畑の隅に置かれた古タイヤにつながれていて、時々コケコッコーと声を上げてみるが、大方は何となく笹薮の陰に身を隠したりなど。

それにしても、シマの姿が見当たらない。広い敷地内の柿の木の下に、薪で焚く風呂釜の焚き付け用にと枯れ枝を捜しながら、それとなくあちこちの笹の茂みや雑木の中を三度回り探したが、見つけられなかった。メンドリが、身の危険を感じて身を隠すときには、滅多なことでは見つからないもので、静かにうずくまったまま一時間や二時間は出てこないもの、どこかに座り込んでいるのだろう、とは思ったのだが。

二食目を与える頃には浄化槽の掃除は終わっていた。フッキーやサキは小屋の近くまで来て、いつものように、いつゴハンが来るだろうかと待機していたのだが、シマもいつの間にか出てきて、彼女たちと合流している。穏やかでどちらかといえばおとなしい彼女も、メンドリとしての本能をしっかり持ち、あっぱれな隠れ振りを披露してくれたわけ。

午後は、作業の方はただ見に立ち寄るだけであまり鶏たちに盗っての「異変」にはならなかったようで、5羽ともどこかに隠れるようなことはなかった模様。

今朝、一食目を与えるときには産卵箱に座っていたシマが、多分浄化槽の掃除が始まる前ぐらいまでに玉子を産んでくれていた。一番若い彼女は、ずいぶん頼もしいメンドリであるよ。
by farbito | 2007-11-07 05:46 | | Comments(0)


わが家の鶏たちのあれこれ。画像は、2010/9/10に孵化後三週間で我が家に来た名古屋種(コーチン)のシズ(左・メス)とゲン(右、オス)。薄紫色の文字列はリンクです。


by farbito

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